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PHP の緊急セキュリティリリース(通称 PHP2Shell)
- PHP Group が緊急リリースを事前に告知
- 修正版 8.5.12・8.4.27・8.3.36・8.2.35 を公開
- JPCERT/CC が注意喚起、JVN が公開
- 脆弱性
- CVE-2026-109618(RCE via OOM corruption)、CVE-2026-109619(RCE via stale global state)
- 深刻度
- CVSS v4.0 で 9.2(Critical)
- 影響
- 認証なしで遠隔からコードを実行されるおそれ。実行される権限は Web サーバーのワーカーの権限。CVE-2026-109619 にはメモリの内容が漏えいするおそれもある
- 影響する環境
- 一般的な構成である Apache の mod_php で、遠隔からのコード実行を実証。PHP-FPM でも CVE-2026-109619 の悪用を実証
- 影響するバージョン
- 修正版より前のすべてのバージョン。8.1 以前には通常の修正版が提供されない(7.4・8.0・8.1 はソースから構築する人向けの最小限の修正のみ)。8.2 は 2026 年 12 月 31 日でサポート終了
- 対策
- 修正版への更新が唯一の完全な対策。設定による緩和策は一部の攻撃経路への対策にとどまる。WordPress やプラグインの更新では修正されず、PHP 本体の更新が必要
会社にとってのリスクと影響
- サイトが稼働するサーバーで、外部の第三者が任意のプログラムを実行できる状態になる
- その結果、サイトの改ざん、フォームやデータベースの情報の窃取、サーバーを足場にした横展開のおそれがある
- 自社で PHP を更新できない構成(レンタルサーバーが選べる PHP のバージョン、古い OS、制作会社への依存)では、対応が遅れやすい
- 8.1 以前で稼働するサイトは、更新ではなく移行が必要になる
JPCERT/CC が求める侵害の痕跡の確認
- 異常に長い値の PHPSESSID
- multipart のリクエストの前後に記録されたメモリ上限のエラーや HTTP 500
- ワーカーの異常な再起動
JPCERT/CC は痕跡が無くても攻撃を受けていないとは断定できないとしています。
Omakase HP 保守の対応
- 10 月 20 日の事前告知の時点で対象のサイトを特定し、10 月 21 日の公開当日に検証してから適用
- 8.1 以前のサイトには移行の計画を提出
- 侵害の痕跡も確認



